パーソルチャレンジがパーソルイノベーション、 ファーストアカウンティングと共同で「障害者×AIによる障害者の生産性向上や職域拡張のための実証実験」を開始

パーソルチャレンジ

総合人材サービス、パーソルグループで障害者雇用支援事業を手掛けるパーソルチャレンジ株式会社は、新規事業創出・オープンイノベーション推進を手掛けるパーソルイノベーション株式会社、経理業務特化型AIを提供するファーストアカウンティング株式会社の2社と共同で、障害者の活躍推進を目指し、「障害者×AIによる障害者の生産性向上や職域拡張のための実証実験」を開始しました。実施期間は2020年10月1日~12月末日としています。

検証実験実施の背景

パーソルチャレンジは、パーソルグループの特例子会社として400名を超える障害者を雇用し、100を超える業務をグループから受託しています。あわせて、障害者雇用における先駆的な取り組みを蓄積し、障害者雇用の促進に取り組んできました。

昨今、障害者の社会進出や就業機会が広がり、企業においては障害者雇用の更なる拡大や活躍促進が求められています。また、近年のAI技術に代表されるテクノロジーの発展は、就業面で制約を抱える障害者の生産性向上や成長を後押しする可能性を秘めていると考えられています。そこでパーソルチャレンジは、パーソルイノベーション、ファーストアカウンティングと共同して、テクノロジーとの共存・活用によって障害者の職域拡張や戦力化を図り、新たな障害者雇用の成功モデル創出を目指すべく、実証実験を開始しました。

実証実験で使用する「経費精算AIサポーター(仮称)」とは

今回の実証実験で使用するのは、パーソルイノベーションが展開するパッケージ型クラウド経営管理BPO「ラクフィス」が、ファーストアカウンティング社が提供する「領収書Robota」を用いて開発した「経費精算AIサポーター(仮称)」です。

「経費精算AIサポーター(仮称)」は、「領収書Robota」の高精度かつスピーディなAI-OCR技術により、経費精算業務における領収書画像の読み取りのほか、読み取ったデータと申請されたデータの突合が可能だそうです。

AI技術導入により、障害者の業務効率化と業務内容の高度化を目指す

今回の実証実験では、パーソルチャレンジにて受託している経費精算業務に経費精算AIサポーター(仮称)を導入し、これまで障害のある社員によって行われていた領収書項目のデータ化と申請データとの突合業務を、AI技術によってサポートしていくそうです。これにより、30%の工数削減を図り、より多くの経費精算処理を可能にするとしています。また、業務効率化によって新たに生まれる時間で、障害のある社員が従来のルーティン業務にとどまらず、高度な業務に従事可能な環境の創出を目指していくようです。

今後、この実証実験により有効な効果が証明された場合には、パーソルチャレンジが受託している全経費精算業務への経費精算AIサポーター(仮称)の本格導入を検討し、この実証実験で得た知見やノウハウを対外発信することで障害者雇用の成功に貢献していく予定とのことです。

詳しくはこちらをご覧ください。

担当者コメント
障害者雇用促進のため、さまざまな障害者雇用における先駆的な取り組みを実施されているパーソルチャレンジ株式会社様。今回の実証実験が、障害者雇用においてさらなる発展につながることを願っております。今後もチーム一丸となり、障害者雇用促進のためのサポートをさせていただきます。(ディレクター:手塚)